皆さんは、日本が誇る超名作ロボットアニメと聞かれて、どの作品を思い浮かべますか?

筆者はもちろん即答で『機動戦士ガンダム』です。1979年のテレビ放映開始以来、今もなお新作が作られ続ける超有名作品で、大阪万博でも実物大のスタチューが展示されていますね。

大阪万博敷地内に展示された約17mの実物大ガンダム像

ガンダムグッズの代表的存在である「ガンプラ」は、新作が出るたびに入手困難になるなど、その人気はむしろ現在進行形で上がっていると言っていいでしょう。

かくいう筆者も20年来のガンダムファン!

筆者の宝物、安彦先生サイン入り劇場版パンフ

ゲームと映画についての記事を書くライターとなった今は、たくさんのエンタメ作品に触れる度にガンダムからの影響を感じて、やっぱりガンダムは偉大だな……と感動することしきりです。

そんな中、リユースショップでお馴染みのトレファクからガンダムについて気になる情報を聞きつけました。

「トレファク出張買取」という訪問型の買取サービスで、希少なガンダムのレトロ玩具を多く買取をしているとのこと。実は、1979年から放映された初代『機動戦士ガンダム』にはファンには有名なある逸話があり、その逸話には当時の玩具が深くかかわっているのです。

いったいどんなお宝が?!

ぜひ見せてもらいたい! できれば当時の玩具についてのお話も聞きたい! ということで、レトロ玩具やホビーグッズに知見のあるトレファク出張買取バイヤー渡邊さんに、噂の買取品について詳しくお聞きしてきました。

プロフィール

トレファク出張買取バイヤー 渡邉

査定員がお客様のご自宅に伺い買取を行うトレファク出張買取で、主にレトロホビーやコレクション、骨董品といったヴィンテージ雑貨を担当。「物と人が時を超えて対峙するその魅力を、買取査定によってお手伝いする」という想いで日々業務に取り組んでいる。怪獣映画やSF、ヒーロー番組の特撮から70年代~現在のアニメまで幅広いジャンルを好み、個人でも数百点のコレクションを所蔵している。

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元祖ファーストガンダム玩具! クローバー社とは?

筆者・山田

本日はよろしくお願いします。

トレファク出張買取では、希少なガンダムグッズを多く買取されているということですが、具体的にどんなものを取り扱っているのでしょうか?

渡邊

当社ではさまざまなレトロホビーの玩具も取り扱っていますが、本日ご紹介したいのは、今はなきクローバー社のガンダム玩具です。

クローバー社とは、初代ガンダム放映時にスポンサーとしてついていた玩具メーカーなのですが、ご存知ですか?

はい、もちろん存在は知っています!

『機動戦士ガンダム』は当初の放映予定から話数が短縮された打ち切り作品であることは有名な話ですが、その原因がクローバー社の玩具の売り上げ不振にあったのでは、と言われていますよね。

ネットで調べても実際の商品について情報が少なく、なかなか実態を知ることも難しいのですが……

よくご存じですね。クローバー社のガンダム玩具は、アニメに登場するガンダムとはかけ離れた造形や仕様だったんです。

それはそれで、そこそこ売れていたようですが、ガンダムのスポンサーをつとめた後に倒産してしまいました。

そこそこ売れていたのに、倒産してしまったんですね。

なぜでしょう……?

『機動戦士ガンダム』という作品は、今でこそロボットアニメの金字塔として認知されていますが、当時はそれまでにない新しい形のアニメーションでもありました。

具体的には、「難解な世界設定」「独特な台詞回し」「それまでのロボットアニメのお約束を撤廃した硬派な作り」などですね。

そのため、視聴者に受け入れてもらうまでに時間がかかってしまったことが、玩具の売上にも影響を与えたのでは、と言われています。

ガンダムの魅力が視聴者に伝わるまでに時間がかかった……わかります。

しかし魅力が理解できればガンダムは底なし沼ですからね!

放映当時のガンダム玩具を作っていたクローバー社とは、そもそもどういった会社だったのでしょうか?

クローバー社玩具の外箱に描かれたキャラクターのディテールにも注目したい

わずか10年足らずで倒産した企業のため、一言で説明をするのは難しいのですが、創業当初は女児向け玩具がメインの会社だったんです。

1978年頃にロボット系のアニメスポンサーになってから、合金を使った玩具が大ヒットし、倒産までの間主力商品として名をはせていました。

女児向け玩具からロボットアニメとは……全く知りませんでした!

当時のロボットアニメの人気ぶりもうかがえますね。

ガンダムプラモデル(ガンプラ)人気は駄菓子屋から?!

ガンダム玩具の代表作とも言えるガンプラが発売されたのは、それよりも後ということですよね?

ガンダムといえばプラモデルというイメージが付いたのは、『機動戦士ガンダム』が再放送された際、既に倒産していたクローバーに代わり、スポンサーを務めた「バンダイ」が発売したプラモデルが大ヒットしたためなんです。
 
発売当時のガンプラは駄菓子屋などにも並べられていましたし、子供のお小遣いでも買える価格帯で、非常に手に取りやすい商品でした。

上手に作ることができればクラスメイトに自慢もできますし、そんな友達を見て自分も……と同じキットを買いに走る子ども達もいて広まっていったのではないでしょうか。

現在では基本はバンダイがガンダム関連アイテムを発売しているため、クローバー社製の玩具は、復刻をすることなく完全な絶版品。

市場に出回る個数もかなり少なくなってきたため、ここ数年で大幅に相場が上昇しています。

なるほど。

バンダイのガンプラ人気も手伝って、クローバー社のガンダム玩具は1~2年の間しか生産されずに、瞬く間に市場からも消えてしまったんですね。

それは確かに貴重です。

今の時代から見て、あらためてクローバー社の玩具の魅力に迫りたいと思います!

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外箱・美品の買取! クローバー製ガンダムを徹底解説

ということで、さっそくバイヤーさんとっておきの買取品を見ていきましょう!

外箱ありの美品も多いようですが、まず最初は箱なしの商品からですね!

向かって左から見ていきましょう。

クローバー ダイカスト 機動戦士ガンダム(デラックス)/ ダイカスト ガンタンク

おお、これが噂のクローバーガンダム!

後述するクローバーのDXガンダムが発売される前はこのダイカストガンダム(左)、ガンタンク(右)がメイン商品で、豪華版として後にDX合体セットが発売されました。


当時リアルタイム世代では、こちらを持っていたという人も多いはず。

ちなみに背景に少し見えている箱ものも、クローバー製ではないのですが、おおよそ同時期(『機動戦士ガンダム』放送中)に発売された玩具です。

しかしこの機体、なんだかアニメで見たデザインと違うような……

そうなんです。ここはクローバー社のガンダム関連玩具を語る上では、外せないポイントですね。

原作との違いにも着目して見ていただけると、興味深い発見もあると思います。ということで、ここから先はレア度別にランキング形式でグッズを紹介していきます!

クローバー ガンダム合金製バリエーション合体3【レア度6位】

レア度   ★★☆☆☆
原作再現度 ★★★☆☆
高額買取度 ★☆☆☆☆
当時の定価:2800円

主役3機「ガンダム」「ガンキャノン」「ガンタンク」が同スケールでそろう合金製おもちゃです。

販売時期によってプラ部分の成形色が異なるのですが、詳細は不明です。

この後に紹介するダイカストシリーズやデラックスと比べると、廉価版感がぬぐえないですが、単品版ですと当時1体1000円程度でしたので、手を伸ばしやすかったはずです。

下半身や腕を組みかえて遊ぶことができます。

箱裏面に各々の遊び方が記載されている

腕が赤いガンタンクは新鮮です。

手首から先のパーツはいろいろなバリエーションがあるんですね。小さいパーツはなくしそう……

この機構が故に小さいながらもパーツ数が多いので、今回のように完品で揃うことは滅多にありません。

そして上述の単品販売ですが、ガンタンクの単品版の出回りが少ないため、レア度も高い逸品です。

なるほど、それぞれのモビルスーツの人気や流通量によってレア度も自然と変わってくるんですね。

クローバー 歩行ガンダム【レア度5位】

レア度  ★★☆☆☆
原作再現度★☆☆☆☆
高額買取度★★☆☆☆
当時の定価:不明

歩行ガンダムは、一部がブリキ仕様、現在では珍しい駆動系が組み込まれており、ゼンマイでのそのそ歩きます(笑)

えっ、かわいい! すごくおもちゃ感がありますが、今のグッズにはない趣ですね。

遊び方が記載された箱の側面も味わいがあります!

国産ブリキのゼンマイ駆動のおもちゃは現在生産されていません。

当時のガンダム市場を語る上でも、国産玩具の歴史上でも、珍しいレアアイテムとなっています。

ただ、放送当時は人気のおもちゃだったとは言えず……。

加えて2000年代前半頃まで、問屋や玩具店の倉庫で在庫として余っていたという情報もあるぐらいです。

ということは、もしかしたら私がガンダムを好きになった頃にはまだどこかの倉庫でこの商品が眠っていたかもしれないんですね。

今ではその頃よりもこの商品の価値も大きく上がっているんですか?

そうですね。昨今、状態の良いレトロホビーを求める需要が高まりつつあり、高額でこういった商品がやり取りがされるようになっています。

インターネットの発展によって過去に販売していたものを知りやすくなりましたし、最近では動画のサブスクサービスで過去の作品を鑑賞しやすくなりましたからね。

昨今のレトロホビー高騰は、インターネットの発展とともに広がっていったといっても過言ではありません。

ガンダムも、先日の新作アニメをきっかけにサブスクで1979年のテレビ版を見たという若い方が一気に増えました。

こういったきっかけで、ガンダムのレトロホビーもますます人気になっていく気がします。

ガンダムのグッズというだけではなく、当時のおもちゃの事情も垣間見える貴重な品ですね。

クローバー ダイカスト 機動戦士ガンダム(スタンダード)【レア度4位】

レア度  ★★★☆☆
原作再現度★☆☆☆☆
高額買取度★★★☆☆
当時の定価:1550円

『機動戦士ガンダム』放映開始時にほぼ同タイミングで発売されたガンダムの玩具です。

後半で発売されたデラックス合体セットよりも一回り小さく、合体機構はありません。

ですが各種ロケットパンチや飛び出すミサイルなど、子供心をくすぐるスプリングギミックが組み込まれており、遊びごたえは十分です。

こういった仕掛けの数々を見ると、放送当時の『機動戦士ガンダム』はやはり子どものためのアニメだったんだなあと感じますね。

多くの場合、子どもが遊んでいたおもちゃですから、付属品の欠品も多いんです。

パッケージは2種類あり、こちらは前期版となります。

今回の商品はシールも未使用で欠品も無いため、時代が経っていることも考えますと、かなり貴重な品です。

パッケージのイラストが実際の設定画とかなり違うのも気になりますが……

当時の玩具全般的によくあることではあります。

デラックス合体セットの際にも触れましたが、アニメとはやはり色が違います。

そんなところもまた愛くるしいですね。

是非、アニメのガンダムと見比べてみてください。

クローバー 機動戦士ガンダムDX合体セット【レア度3位】

レア度  ★★★★☆
原作再現度★★☆☆☆
高額買取度★★★☆☆
当時の定価:5800円

クローバー社製のガンダムといえば、この合体セットを思い出す人は多いですね。

売り上げが伸び悩む中でクローバー社が大々的に売り出したのがこの「DX合体セット」です。

合金製のパーツをふんだんに使った豪華仕様でした。

ガンダムと戦闘機が合体しGスカイ! 戦車が合体しGブルが出現! 装甲戦闘機Gファイターにガンダムが合体するとGアーマーとなる豪華仕様

起死回生の一手!ということですね!

「すごいぞ!!夢のスーパー合体!!」というキャッチフレーズのテンションが熱い!

当時の子ども達は、合体機構を生かしてGスカイやGブルを再現して遊んでいたのかなあ。

合体や分離を楽しんだり、いわゆる「ブンドド遊び(ブーンドドドド!(擬音)とロボットなどになりきって動かして遊ぶこと)」などしていたことでしょうね。

こちらの商品は実際のところ、当時の売れ行きはどうだったんですか?

当初アニメの打ち切りが決定していたのですが、この商品が売れてスポンサーが延長されたようです。

放送当時この商品は、テレビCMで大々的に広告されていました。ナレーションによる「あのガンダムが『メカのロマン』を変えた…」のセリフにしびれた視聴者も多かったはず。

その後、1981年の劇場公開に合わせて、新パッケージVerも発売されています。

確かに、クローバー社のガンダム玩具の代表作、という印象があります。

相変わらず、原作のデザインとは微妙に違う作りなんですね。

内箱はGアーマーを構成するレイアウト。合体を楽しむ当時の子供の様子が目に浮かぶような数々のパーツは、現代の大人のコレクション心をもくすぐる

クローバー社の商品には、「アニメ設定を無視した配色とプロポーション」「劇中で全く登場しない武器や機構」などの特徴があります。

現在では「アニメと違う」と批判の的にもされる要素ですが、放送当時はCMの効果もあり、それなりに売れたようです。

今なお語り継がれる理由としては、時代が許したこの時代ならではの、玩具然とした玩具という要素にオタク心をくすぐられるアイテムなのだと思います。

確かに、現在のガンダムファンはガンプラをカスタマイズして自分なりのガンダムを作ったりもしています。

そう考えると原作との違いも「この時代だからこそできたクローバー社のガンダム」というふうにも受け取れますね。

欲しいと思った時にはもう買えない……というのはこういったグッズの定めですが、ガンダムの人気が出る前に倒産してしまったと考えると、本当に限られた数しか流通していないのか……。
儚いけれど、コレクション心もくすぐられます!

クローバー ダイカスト宇宙空母ホワイトベース【レア度2位】

レア度  ★★★★★
原作再現度★★★★☆
高額買取度★★★★☆
当時の定価:3500円

おお、ホワイトベース! ガンダムのもう一つの主役ですね。

パッケージのイラストもかっこいい。

ボディ部分が青いのはむしろ、〝ホワイトベース・クローバーカスタム〟っていう感じに見えてきました。

機動戦士ガンダム放送開始時、クローバーがメインに据えていたアイテムは「ダイカスト コアファイター」と、この「ダイカスト ホワイトベースなんです。

外箱裏面には取扱い説明書

コアファイターとホワイトベースがメイン商品だったとは!

確かに、コアファイターがガンダムと合体するシーンは劇中で何度も描かれていました。

当時のおもちゃを見ていると、テレビ版の描写の必然性も理解できて見え方が変わってきますね。

そうなんです。非常に魅力的な商品なのですが、実は放送終了時までホワイトベースは売れ残ってしまっているほど、売れ行きが好調とは言えないものでした。

そのため現在では、市場にはあまり残っていないレアアイテムとなっています。

今のガンプラの状況を考えても、確かにホワイトベースはメイン商品にはなりにくいかなあ……

付属品の状態の良さも高額買取のポイント

その中でも当アイテムは、本体はもちろん、梱包も綺麗に残っていますし、パーツ説明書完品、さらにはシールも未使用という奇跡の美品。

恐らく、この状態で市場に出ることは今後ほぼないといっても過言ではないでしょう。

レトロホビーとの出会いって、本当に一期一会なんですね……..。

それでは、レア度一位の商品をお願いします!

クローバー 機動戦士ガンダムソフビガンダム、ガンキャノン、ガンタンク3点セット【レア度1位】

レア度  ★★★★★
原作再現度★★☆☆☆
高額買取度★★★★★
当時の定価:不明

これは……今までご紹介いただいたダイキャストのおもちゃともまた違う趣ですね。

現在、ガンダムのホビーと言えば「プラモデル」「フィギュア」がメインですが、クローバー社がスポンサーの時代にはダイカスト(合金製)トイの他、ソフトビニール人形も発売されていたんですよ。

ソフトビニール人形というと、特撮のグッズのイメージがあります。

所謂「ソフビ」ですね。

造形の愛らしさや色合いが様々で、愛好者からの根強い人気があるジャンルです。

特に60~70年代の絶版品はガンダムのみならず、様々なタイトルで人気があります。やはり丸みを帯びた造形には心が惹かれますね。

(パッケージを観察して)えっ、ちょっと待ってください!

ブリスターにアムロ・嶺って書いてあります!

放送当時はアムロは日本人という設定もあったことを示す貴重な資料ではないですか?

これは激アツ!

私もソフビはかなり見てきていますが、ブリスターに納まった状態を見るのは初めてでした。

今回のアイテムは、未開封状態かつ、ヤケ・折れがほとんどない超美品での入荷でした。

こういったレトロホビーではパッケージが残っているのが重要とよく聞きますが、確かにパッケージから読み取れる情報や当時の雰囲気などを考えると、かなり重要な要素ですね。

貴重な買取品を見せていただき、ありがとうございました!

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続々買取! 昭和レトロロボットの買取事例

トレファクONLINEでは出張買取で買取したガンダム関連やレトロ玩具の販売を行っている

ここから先は番外編!

なんと当時の商品で、クローバー社以外のメーカーから出ていたレトロロボット商品をお持ちいただきました。

オリオン ミニ合金シリーズ 機動戦士ガンダム 4点セット

当時の定価:不明

こちらはオリオン社の商品になりますね。

クローバー社に対して、廉価版玩具を販売していたのがオリオン社です。

現在では欠品無の箱有美品は数は残っておらず、非常に貴重です。

バリエーション合体やソフビと同じく、主役機3体がセットになってるんですね。

ガンダムの膝と肘の模様がなんだかおしゃれ。

加えてこれは……銀ピカのガンダム?

ミニ合金シリーズという名前はここから来てるんですね。

同じスケールで主役三機をそろえるためには、クローバーの場合はバリエーション合体のシリーズを、オリオンの場合はこのミニ合金シリーズを買うしかありませんでした。

ただ、「バリエーションシリーズ」のガンタンクは販売数が多くなかったようで、放送当時、ガンタンクをそろえるためにこちらの廉価版シリーズを買ってもらったという人も多いのではないでしょうか。

おもちゃ屋さんをめぐって主役機3体をそろえる健気な子供の姿が目に浮かぶようです。

オリオン社の商品の話はクローバー社に比べて聞く機会も少ないので、非常に勉強になります。

さて、最後にご紹介いただく商品はこちらです!

ポピー バトルコンビネーション2 『バトルフィーバーJ』(スーパー戦隊シリーズ)

1979年といえば特撮ヒーロー番組「バトルフィーバーJ」の放送年でもあります。

バトルフィーバーJはスーパー戦隊シリーズ第3作目(以前は1作目としてカウント)。

そして現在のスーパー戦隊シリーズには欠かせない要素が初登場しました。

それが、「巨大ロボット」です。

スーパー戦隊といえば巨大ロボットのイメージがありますが……。初代の「秘密戦隊ゴレンジャー」から存在していたわけではなかったんですね。

それまでのスーパー戦隊には専用の戦闘機のようなものは存在していましたが、巨大な敵怪人をロボットで倒す、というフォーマットはこの作品から始まりました(厳密には東映版スパイダーマンがありますが)。


そのスーパー戦隊第1号ロボットがこの「バトルフィーバーロボ」です。

こちらのセットはさらに支援メカ「バトルシャーク」がセットの豪華版です。

このセットにしか付属しない、怪人フィギュアも全て完品でそろっているため、奇跡の状態といっても過言ではありません。

ホワイトベースのような支援メカがかっこいいですね。

武器もフィギュアも細かいパーツがたくさんついていて非常にゴージャスです。

子どもが遊ぶおもちゃであることを考えると、これらのパーツがすべて揃っているのは希少性の高さを感じます!

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専門性の高いホビーアイテムはトレファク出張買取に!

これらすべて、トレファク出張買取で査定をしたアイテムということにも驚きました。

幅広いアイテムの買取を行うサービスということで、このようなコレクション性が高く専門性の高いものは難しいのかと思っていたのですが(すみません)、知見のある渡邊さんのような方が、きちんと丁寧に査定をされているんですね。

そうですね。トレファクと言えば家具・家電のイメージが強いかと思いますが、私以外にもトレカやフィギュア等に詳しいバイヤーも在籍していますので、お品物に応じて最適なバイヤーが査定を行っています。


トレファク出張買取では、ガンダム系レトロホビーはもちろんのこと、特撮・アニメから、知育玩具、ハイエイジトイまで幅広いジャンルのホビーを取り扱っています。

大切なお品を傷つけることなく、ご自宅にいながら買取のご相談が可能です。

思い入れのあるコレクションをお譲りする際は、ぜひトレファク出張買取にご相談ください。

本日は、ガンダムの原点といっても過言ではないクローバー社製の商品をたくさん拝見することができて大変勉強になりました!

原作と造形が違いすぎたという噂を聞いてはいたのですが、46年の歳月を経てガンダムの世界が広がった今見てみると、むしろそのクローバー社製らしいオリジナリティが一種の魅力として映ります。
 
ブリスターなどのパッケージも、当時の設定やガンダムという世界観をどう売り出そうとしていたのかなどを考える上では非常に重要ですね。
 
できれば何かひとつ手元に置いておきたい気持ちも湧いてきましたが……トレファクONLINEのサイトも、こまめにチェックしていこうと思います!

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※こちらの記事の内容は原稿作成時のものです。最新の情報と一部異なる場合がありますのでご了承ください。

この記事を書いたひと
やまだしゅうか yamada shuka

やまだしゅうか yamada shuka

フリーライター。映画やゲームをテーマにした記事を執筆するほか、動画にも多数出演している。宇宙世紀ガンダムシリーズを偏愛し、『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』についてのレビューや解説など、ガンダム関連の記事を手がけることも多い